不登校になった息子の父親。
初めての恋に気づく女子大生。
ある秘密を抱える契約社員。
決して交わる事のない3人が繋がっていきます。
テーマは”多様性”。
以前は”個性”とよばれていましたが、”多様性”って言葉がここ数年で市民権を得たんではないでしょうか?。
”個性”は好意的に迎えられてますが、”多様性”はちょっと腫れ物に触る的な印象を感じてます。
文庫本の帯には
「これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?」
と書かれていますが、私としては”考えさせられる問題作”に分類したいと思います。
物語としては素晴らしい本なんですが、登場人物達へ感情移入する事が1回読んだだけでは難しかったですね。
何回もじっくり読み返せば、また違った感想になるかも知れません。
私が読書する際は、気になった部分に付箋を貼る事にしているんですが、この本は過去最多の付箋の量となりました。
それだけ消化しきれていないのかも知れませんね。
2023年11月に映画として公開される本作。
https://bitters.co.jp/seiyoku/
監督は「二重生活」「あゝ、荒野」「前科者」と数々の話題作を手掛けて内外から高く評価されている岸監督。
この世界観を2時間程の映像でどう見せてくれるのか?楽しみにしています。