憧れの職業に就いたにも関わらず、激務によって心身共にダメージを負った主人公:楓子(ふうこ)。祖母が営む東京・下町の駄菓子屋「かすがい」を継ぐことになります。ある少年と出会う事で、店の台所で食事を提供しはじめて物語が進んでいきます。
楓子の”情熱”と”とまどい”がうまく描かれています。
「貧困」「動物保護」「摂食障害」など様々な事情を抱える子供達を通じて、今の日本が見えてきます。
本作で描かれた問題は決して”一握りの問題”ではないものとあらためて感じさせられましたね。
二作目「かすがい食堂 -あしたの色-」では「ヘイトスピーチ問題」までが描かれています。
いろいろな意味で今の日本を考えさせられるシリーズです。